水素製造プラント

京都大学の武田秀太郎特定准教授と
九州大学のアンドリュー・チャップマン准教授、
釜山開発機構の南ホソク研究員は
太陽熱と木質バイオマスを利用して
水素を製造するプラントの概念設計に
成功したそうです。

既存のあらゆる水素製造法よりも
二酸化炭素排出量が少ないという。
水の電気分解の30分の1に当たる。
産業界と協力し5年以内の商用化を
目指すそうです。

大きな反射鏡で太陽光を集熱
タワーに集め950度Cの熱をデュアル
チャンバー流動床ガス化炉に供給する。
このガス化炉では木質チップを高温の砂に
投入して合成ガスに変換するそうです。
この合成ガスを水蒸気改質して水素を得る。

ガス化炉から出る合成ガスの温度は870度C。
この熱を利用して加熱水蒸気を作るなど、
熱を効率的に利用する。

ライフサイクル環境インパクト評価をすると
水素1キログラム当たり二酸化炭素排出量は
1・04キログラムで済んだそうです。

従来より少ないのであればよいですね。
実用化できればよいですね。