沖から消えるハタハタ

11月中旬、兵庫県香美町
水産加工会社「蔵平(くらへい)水産」で、
従業員がカレイの干物を生産していた。

だが、二枚看板のもう一枚である
ハタハタの出荷は早くも終わっていたそうです。

「今年は春先から全く取れなかった」と
蔵野恵三社長(51)。
ハタハタの漁期は3~5月と9、10月で、
例年は春先に多く仕入れて保存し、通年で加工する。

地元の香住漁港以外に近隣漁港などからも
買い付けるが、春の仕入れ分は底を突いた。
手に入らないハタハタを諦め、アジの
みりん干しなどに力を入れる。

同社では干物商品が売上高の約7割を占める。
蔵野社長は「ハタハタの加工には自信が
あるだけに、本当に深刻だ。今後も
取れなければ、他の魚などを考えないと
いけない」と話す。

もう取る漁業から転換すべきですね。
どんどん魚も減っています。
考える時期です。