中国への幻想

フランスの新聞でアジア政治が
取り上げられることはまれだそうです。

中国の習近平政権が憲法改正
国家主席の任期制限を撤廃し、
「独裁」に歩み出したことに
各メディアは強く反応したそうです。

「改革開放は民主化につながる」
という「幻想」が打ち砕かれた
衝撃は大きかったそうです。

フランスは長く米国に対抗する
「独自外交」を志向したせいか、
中国には好意的だったそうです。

2月末、中国共産党憲法改正案を
発表すると、仏紙ルモンドはただちに
「習皇帝の即位」という表題の社説を掲載。

習氏は「あくなき個人権力の追求者」に
成り下がったとこきおろした。
月刊誌キャピタル(電子版)も「習氏は政治自由化への
期待を完全に裏切った」と断じ、
権力の一極集中を進め、民主主義に
逆行する習政権を批判したそうです。

今の中国を世界がどうみているかを
表しています。
中国に対する見方が変わってきますね。