退職後男性

定年退職は、仕事だけではなく社会との
つながりや肩書などさまざまな喪失の
機会になりがちだそうです。

女性に比べ、地域との縁が薄いことが
多い男性は、身の置き場さえ
見つけられないこともあるそうです。

 「昼ご飯、作りたくない」。
70代の男性は、妻の言葉に驚いた。
60歳で定年を迎えた後、雇用延長で
66歳まで働き、退職してから間もないころだった。

妻は続けた。「週に3日は外に出てほしい」。
きつい話だと思ったが、けんかはしたくなかった。

コンビニで昼食用のおにぎりを二つ買い、電車へ。
植物園、寺や公園のベンチなどで昼食をとった。

現役時代は昼ご飯を1人で食べることが
よくあった。
寂しさは感じなかった。
でも、同世代の高齢者が孫を連れて一緒に
食事をしている姿を見ると、うらやましく思うこともあった。

長いサラリーマン生活で、自分が暮らす街を
よく知らないままだったそうです。
退職前は、県外での単身赴任が10年以上続いた。
長年、夫が不在だった妻には、妻の生活の
ペースができてしまっていたようです。

確かにそうですね。
退職すると、男性は、毎日家にいます。
3食、ごはんを作るのは大変だと思います。
でも、男性は、大変ですね。