般財団法人日本ボクシングコミッション

日本のプロボクシングを統括し、試合管理を
おこなってきた一般財団法人
日本ボクシングコミッションJBC)が、
3月末で解散したそうです。

2020年末の井岡一翔選手のドーピング騒動では、
JBCによる検査体制の重大な不備が
判明したが、今回の直接の解散原因は
深刻な財政難だそうです。

「法律により、一般財団法人は純資産額が
2期連続で300万円を下回ると、
解散しなければなりません。財務諸表によれば、
JBCの財産は2020年末は約2500万円、
2021年末は約4000万円のマイナスでした」
(ボクシング担当記者)

2010年度に約1億6000万円
あった純資産は減る一方だった。

JBCは2012年当時、事務局長だった
安河内剛氏を不当に解雇した問題で、
最高裁まで争いました。結局、2016年に
JBCは敗訴し、莫大な裁判費用がかかりました。
このことが、財政破綻のおもな要因だとみられています」(同前)

さらに、JBCによる不当な処分で国内試合が
不可能になったなどとして、元世界3階級王者の
亀田興毅氏(35)ら、3兄弟がJBCを提訴した
裁判では、東京高裁が今年2月に亀田氏側に
1億10万円の賠償金の支払いをJBCに命じ、
判決が確定しているそうです。

いろいろな内情があるようですね。
ボクシング業界も大変のようです。