幽霊病床

東京都内の医療機関で、新型コロナウイルス患者を
「すぐに受け入れ可能」と申告しながら、ほとんど
受け入れていない、いわゆる「幽霊病床」の実態が
日本テレビの独自取材で明らかになったそうです。

東京の新型コロナウイルスの新規感染者は、5日まで
14日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

しかし、小池都知事は、「陽性者だけ見ると減少し
始めているが、入院患者や重症者は過去最多の
水準。『医療非常事態』という認識」としています。

実際、入院患者は増え続けていて、4日には
4351人と過去最多を更新しました。

重症者も連日お伝えしていますが、高止まり傾向です。

新型コロナウイルス患者を受け入れている、都内172の病院の
病床使用率をまとめたリストを日本テレビが入手しました。
このリストによって「幽霊病床」の存在が明らかに
なったそうです。

「確保病床」というのは、病院側が申告した新型コロナウイルス
患者をすぐに受け入れ可能な「即応病床」のことです。

都内172の病院で、先月31日の時点で、全部で5967病床
あるうち、受け入れていた入院患者は4297人、
病床使用率は72%だそうです。

マスコミは幽霊病床をきちんと公表した方がよいです。
国民の税金をつぎ込んでいるのならなおさらです。