ワクチン接種と感染

厳しい感染状況が続く中、ワクチンは
どこまで効果を発揮しているのか?

厚生労働省の調査では、8月10日からの
3日間、感染が確認された約5万7000人のうち
ワクチンを1度も接種していない人は82%。
一方で、2回接種した人は、わずか
3%にとどまっているそうです。

近畿大学医学部 宮澤正顯教授】
「ワクチンを打っている人たちの間では、明らかに
新規感染者として報告される人の割合下がってる。

もちろん2回打てば重症化したり入院したりする
リスクは、うんと下がると。

デルタ株であっても、2回打っていれば
9割近くにまで下がるということは分かっている。
ワクチンの効果は明らかである」
そうです。

では、大阪市で23日から接種が始まった
アストラゼネカ製のワクチンはどうなのでしょうか?

近畿大学医学部 宮澤正顯教授】
「確かに血栓症を起こす危険性はまれだけれどある、
それは事実。

しかし、それよりもワクチンを打って新型コロナウイルス
発症を防ぐことのメリットの方がはるかに大きい。
メリットの方がずっと大きいのだからこれを打つべきだと、
ヨーロッパでも保健担当者が認めている。
治療法もかなり分かっている。
それに対応する方法も、臨床の先生は開発しているし、
知識も共有しているということなので、まれに
起こったとしても対処してもらえる」
そうです。

早急にワクチン接種をおこなうべきですね。