小笠原に空自警戒隊

防衛省は、太平洋の小笠原諸島(東京都)周辺空域
からの領空侵犯を監視するため、移動式レーダーを
備えた航空自衛隊の移動警戒隊を同諸島に
展開する方針を固めたそうです。

中国が空母の太平洋進出を繰り返していることを受け、
同省は「防空監視の空白域」(幹部)とされてきた
太平洋の島しょ部での監視態勢構築を急いでいる。

展開先は、父島などが候補地に挙がっている。

当面は交代で10人程度が常駐し、領空侵犯などの
警戒監視を行う。来春以降、地元との調整などを
本格化させる。

将来的には固定式レーダーを設置し、監視態勢を
強化することも想定している。
自衛隊は全国28か所のレーダーサイトなどで
日本列島の周辺空域を監視している。

移動警戒隊は車載型のレーダーを使い、
レーダーサイトが機能しない場合に補完することなどが任務だ。

中国軍の太平洋進出の活発化を受け、太平洋の「入り口」となる
南西諸島では、2016年に沖縄県与那国島
陸自沿岸監視隊を発足させるなど、監視網を強化してきたそうです。

警戒が必要なところには早急にレーダーを設置する必要があります。