サンリット産業

大阪の老舗の制服メーカーが、
業績の悪化で自己破産を申請しているそうです。

自己破産申請の準備に入ったのは、
企業や官公庁の制服を製造してきた
大阪市の制服メーカー「サンリット産業」です。

帝国データバンクなどによりますと、
「サンリット産業」は1966年に設立。

創業者の小池俊二会長は、
大阪商工会議所の副会頭も務めました。

2010年の上海万博では、
「大阪館」のスタッフの制服を担当し、
「水都大阪」にちなんで水の躍動感を表現しました。

しかし、近年は売り上げが低迷し、1992年9月期の
売上高は約78億円でしたが、去年は約9億6000万円
まで落ち込んだそうです。
負債額は去年9月末時点で約33億円だそうです。

高度成長期以降、企業のブランドイメージを
育てたり、職場の一体感を高めたりする
目的で導入が進んだ制服。
しかし、近年は事務職の服装の
カジュアル化や経費の削減で
制服を廃止する企業や自治体が
相次いだことや、工場の海外移転
進んだことで作業員の制服需要も
減っているそうです。

時代が変わっています。
制服も変わりますね。