台湾への大型魚雷売却

トランプ米政権が5月、台湾の蔡英文総統の
2期目就任式に合わせ、台湾が自主建造する
潜水艦向けに大型誘導魚雷MK48の
売却を発表したそうです。

米側の決定は、米中対立が深まる
最近の情勢からみても一歩踏み込んだ
ものだが、過去の経緯を振り返ると、
台湾側の苦心と、米国側の大幅な方針転換の
軌跡が浮かび上がる。

同時に、転換の要因となった中国の
軍事力の台頭も強く印象付けた。

米国が台湾に売却するのは17、20年決定分ともに、
MK48の能力向上型のうち「Mod6AT(Modは
改良、ATは先進技術の略)」と呼ばれるタイプだ。

台湾のネットメディア「上報」によると、
この型は非NATO北大西洋条約機構)諸国向け。

米国はNATO加盟国であるカナダ、
オランダにはさらに能力が高いMod7型を供与し、
自国でも使用している。

米国は近年、F16戦闘機やAH64攻撃ヘリ
アパッチでは台湾に最新型を供与しており、
機密性が高く攻撃力の高い潜水艦の分野では
供与する兵器の等級を下げる米国の冷徹さも
うかがえる。

米中摩擦が激しくなっています。
香港問題もあります。
コロナもあります。
冷戦になるのでしょうかね。