高齢者の入浴事故

入浴中に浴槽で体調を崩した高齢者のうち、
8割以上が熱中症かその疑いのあるそうです。

7日、千葉科学大の黒木尚長(ひさなが)教授
(法医学・救急救命学)の調査で分かったそうです。

急激な温度差が体に悪影響をもたらす
「ヒートショック」は1割未満だったことも
判明。

死亡事故の場合も同じ傾向があるとみられるそうです。

入浴の際にはヒートショックの
危険性が指摘されてきたが、定説が
覆る可能性が出てきたそうです。

黒木氏によると、体温37度の人が全身浴をした場合、
湯温が41度だと33分、42度だと
26分で体温が40度に達する。

この結果、入浴中であっても
重度の熱中症の症状が出て、
意識障害を生じるリスクが高まるそうです。

そのまま入浴を続け、体温が42・5度を
超えれば突然死することもあるそうです。