ハウステンボスの今後

ハウステンボスHTB長崎県佐世保市)が、
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)から
香港の投資会社「PAG」に売却されることが30日、
正式発表されたそうです。

開業から30年、幾度も経営危機を
乗り越えてきたHTB
隣接地では長崎県などがカジノを含む
統合型リゾート(IR)誘致を進める。
新型コロナウイルス禍の打撃が残る中、
地元との関係が薄い外資系企業の
傘下で活路を見いだすことができるのか。

HTBは、オランダの街並みを再現した
テーマパークとして1992年に開業。
中世ヨーロッパの異国情緒や152ヘクタールと
単独施設としては国内最大の広さが売りだったが、
大都市から離れた九州の西端にあるため
集客に苦戦。

2000億円を超える初期投資を回収できず、
2003年に会社更生法の適用を申請した。
野村ホールディングス傘下の
野村プリンシパル・ファイナンス(解散)の支援で
再建を目指したがうまくいかず09年ごろには
閉園もささやかれた。

地元の要請に応える形で10年、沢田秀雄会長
率いるHISが株式の3分の2を取得して
経営に乗り出した。
残りを九州電力西部ガスホールディングス、
九電工JR九州西日本鉄道
福岡5社が保有し、HISによる経営改革を
サポートしてきた。
徹底したコスト削減の効果はすぐに表れ、
11年9月期決算で初の営業黒字化に成功。
以降、入場者数は回復軌道に乗り、
毎年数十億円の営業利益を確保してきた。

もうだめですよ。
外資系企業でうまくいくわけがありません。
なぜ、佐世保市長崎県が支援しなかった
のでしょうかね。
銀行からの融資なども考えるべきです。
前回は、助けてもらったのに、こういうときには
何もしないのですね。